久しぶりに部屋を片付けていると、

せかいいち大きな女の子のものがたり

せかいいち大きな女の子のものがたり

が出てきた。
以前、
アルバイトをしていた飲食店を辞める時、
厨房のおばちゃんに頂いた絵本だ。


昔、あるところに
とても力の強い巨大な女の子が生まれた。
同じ時期、
みんなを困らせていた凶暴なクマがいた。
それを聞いた女の子がクマ退治をして、
最後にクマ料理で、人々が宴会をする、という話。


この話の中で、
好きな会話が2つあるのですが、
1つ目が、クマ退治をしようとする男たちに、
女の子がからかわれるシーンがあります。
「いえにいて、さいほうでも してたほうが いいんじゃないのかい?」
という言葉に、
「さいほう?それは 男の しごとじゃなかったかしら?」。
「だいどころで パイでも やいてろって。」
という言葉に、
「もちろん、やくつもりよ。ただし、クマのパイをね」
と答えるところ。


2つ目が、クマを倒した後に、
クマにお祈りをする場面があるのですが、その時の言葉。
「みんなを あんなに こまらせるから、
 こんなことに なっちゃうんだよ。アーメン」。


優しいばかりの主人公ではないところが、
いいなぁ。


ふと、なんでこの絵本をくれたんだろうと思った。
「もっとタフになりなさい。」
ということなんだろうか。
深読みしすぎ?