そのまんまサル

大分に少し出かけたのですが、
その時に高崎山自然動物園に行きました。
(下の写真は、その時に撮ったものです。)
高崎山という山のサルの動物園です。


併設してある「うみたまご」のついでに寄ろうかなぁ、という程度だったのですが。


・・・ツボでした。


サルって、行動がすごく人間くさい。
大きくなってもまだ乳離れできない子供が、
母親にしつこくからんでいたり、
オスがいろんなメスにからんで毛づくろいを要求してたり、
ボスはどっしりしてて若いガールフレンドをつかまえているし。
好物のサツマイモの餌の時間になると、
群れ全体が声を変えて「キーキー」吼えます。
ドキッとするほど大きな声が響くので、
サル達のボルテージがぐんぐん上がっているのを、
ひしひしと感じます。


母ザルの母性も、むきだしです。
母ザルは始終子ザルを抱いてるし、
自分が餌を食べる時には、
子ザルがどこかに行ってしまわないように、
子ザルを足で踏みつけてでも目を離さないそうです。
(子ザルは山の中で母ザルとはぐれると、とても危険。)
なりふりかまわず子ザルを守る母ザルには、
(高崎山おさる館に話が紹介されています。)
サルと言えども、ちょっとジンときます。


人間だったら、「恥ずかしいから、もうやめなされ。」
と一声かけたくなるくらいのサル達の露骨っぷりが、
笑ってしまうような。
恥ずかしいような、かわいらしいような。


「素直になったら、そんな感じだよねぇ。」
となんだか感心して、妙に納得して去ったのでした。