もう1回

ぼくには数字が風景に見える

ぼくには数字が風景に見える

毎朝、お粥を秤で45g正確に測って食べる。
毎日、同じ時刻にお茶を飲む。
身につけている服の枚数を数えてから、
外出する。


これが、
ダニエル・タメットの日常。


一方で彼は、
「円周率の暗唱を5時間9分続けた」
というヨーロッパの記録保持者でもある。


彼にとって、数字は友人でもある。
数字を見るだけで、
色や形や感情が浮かんでくる。
11は人なつこく、
5は騒々しい。
89は、舞い落ちる雪に見える。


特定の分野で天才的な能力を発揮するサヴァン症であり、
一方、自閉症に近いアスペルガー症候群でもある。


現在29歳の彼が、
その半生を書いたエッセイです。





昨日の文章が薄い感じがしたので、
もう一回書いてみた。