天の岩戸(前半)
高千穂には、いくつも神話があるのですが、
その中でもメジャー(?)な、
「天の岩戸(あまのいわと)」
というお話を紹介します。
昔。
アマテラスという女の神様がいました。
その弟に、スサノオという神がおりました。
この弟は、悪事をはたらいては姉のアマテラスを困らせていました。
ある日スサノオは、
アマテラスのいるはた織り小屋の屋根に穴を開け、
皮をはいだ馬を投げ入れました。
その時中にいた娘の一人は、
驚きのあまり針で自分の胸を刺して死んでしまいました。
アマテラスはすっかりおびえてしまい、
天の岩戸(洞窟で岩の戸が閉まる)に閉じこもったまま出てこなくなりました。
アマテラスは日の神でしたので、
天も地も真っ暗になりました。
困った他の神様達は、
集まってアマテラスを天の岩戸から引っぱり出す相談を始めました。(後半へ続く)
「天の岩戸」の前半は、
こんな話です。
困った神様が集まったのが
「天岩戸神社」の奥にある「天安河原(あまのやすがわら)」です。
(実際にある高千穂の観光スポットです。)