イザナキとイザナミ

イザナキ(父)とイザナミ(母)は、
アワジの島、ツクシの島、イキの島、サドの島など、
たくさんの島をつくりました。
その後、
イザナミはたくさんの神さまを生みました。
しかし、最後に火の神さまを生んだ時、
イザナミは炎に包まれて大やけどを負ってしまい、
そのことが原因でとうとう死んでしまいました。


イザナキはイザナミに会いたい一心で、
イザナミのいる“黄泉(よみ)の国”へと出かけていきました。
ようやく見つけたものの、
イザナミの姿は変わり果てていました。
顔や体中にウジ虫がはいまわり、
体のあちこちには、それはそれは恐(おそ)ろしい姿をした化け物たちがうごめいていたのです。
すっかり恐ろしくなったイザナキは、いちもくさんに逃げ出しました。


戻ったイザナキは、“みそぎ”をすることに決めました。
持ち物や身につけていた衣服を脱ぎ捨てると、
それらの物からたくさんの神さまが生まれました。
次に水に潜(もぐ)って、体を洗いはじめました。
再び、たくさんの神さまが生まれました。


左の目を洗うと、アマテラス(姉)。
鼻を洗うと、スサノオ(弟)が生まれました。


スサノオは、母のイザナミに会いたくて、泣き続けました。


この後、スサノオはいろいろ悪さをするようになって。。。
この後に天の岩戸へ続きます。


イザナキとイザナミの仲睦まじい様子は、
夜神楽の33番にも入っています。


※「ひむか神話街道」というサイトを参考にしています。