茨木のり子
『自分の感受性くらい』という詩がよかった。


「ぱさぱさにかわいていく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて


気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか


苛立つのを
近親のせいにはするな
何もかもへたくそだったのはわたくし


初心消えかかるのを
暮らしのせいにはするな
そもそもが ひよわな志にすぎなかった


駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄


自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ」


厳しい、、、けど、好きな感じだなぁ。
図書館に、他の本置いてあるのかな。

saita (サイタ) 2008年 01月号 [雑誌]

saita (サイタ) 2008年 01月号 [雑誌]

主婦雑誌が好きです。
もうおばちゃんです。