お弁当

相方さんに会いに、
再び福岡に行ってきた。


少し出かけたり、
ご飯を作って食べたりしていると、
あっという間に帰りの時間がやってきた。


「さみしいなぁ、憂鬱だなぁ。」と思っていると、
お土産に、お弁当を作ってくれた。


帰りの新幹線で食べようと思っていたら、
車内が混んでいて、
お弁当を開けられなかった。


結局、家に帰ってお弁当を空けた。


予想よりも、
たくさんの種類の具が入っていて驚いた。


私が、おとつい作ってあげた炒め物に入れた、
マイタケの残り半分が、
卵焼きの中に入っていた。


冷蔵庫を開けたときに、
私が面倒くさくて手を出さなかったカボチャが、
お弁当の角に、収まっていた。


ブロッコリーとほうれん草とウインナーを炒めたもの、
桃屋の梅をたたいたのを混ぜた丸いおにぎりが、
2つ入っていた。


どれも薄味で、美味しかった。
さらに、すぐに忘れそうな味だったので、
余計に心に染みた。


また日常が始まったら、
過ごした時間の雰囲気とか、忘れていくんだろうなぁと思ったら、
ちょっと切なかった。


でも、うれしかった。


と、
少しセンチメンタルなことを書いていても、
一晩寝て起きたら、容赦なく毎日は始まる。


元気が出ているうちに、
とりあえずみそ汁と、炒めものを作った。
これで月・火曜日は、
しのげるはず。


よし、おやすみ。